2001年10月13日

5. エスパー入門

大学へ行こうと思い立ち、僕は超能力の勉強を始めました。
超能力で、大学受験に合格しようと考えたわけです。
受験のために普通に勉強をするものたいへんそうだしね。どうも気が乗らなくて・・。
その点、超能力は勉強するのも面白そうだし、楽に合格できて、何より、利用価値が高い。

とりあえず、古本屋へ行き、超能力を身につけるためのいろんな本を買い揃えました。
どの本も、意外と真面目に、科学的?に超能力というものを捉えていてね、はじめはかなり『手ごたえ』を感じました。
『もうすぐ、僕もエスパーだ!』ってとこですね。

精神集中の訓練とか、解明されていない脳の仕組みとか、なかなか面白いんです。
実践的な訓練では、定番の『念力スプーン曲げ』とか、『念力で小さなものを動かす』っていうのもありました。
『テレパシー』とか・・そうそう、『念力でパチンコに勝つ』っていう訓練もありましたね。

でも、超能力の勉強が進むにつれて、だんだん気が遠くなってきてました。
どうも、決め手に欠けるんですよ。
理論的には面白いんですけど、実践の方がどうもねぇ・・。
『スプーン曲げ』とかいろいろ・・僕は何一つできなかったんですが。
まあ、パチンコはたまに勝ちましたけど・・。
だいたい、こんなことが何の役に立つんだろう、という気がしてきてね。

受験の時、前の人の解答用紙を念力で持ち上げたとしても、みんなびっくりしてカンニングどころじゃないしね。
テレパシーにしても、たった1つの単語を必死で念じて、やっと伝わるかどうかってとこですから、とても受験に使えるようなもんじゃないし・・・。

で、エスパーは諦めて、とりあえず普通に勉強しましたよ。

その時の教訓
1. たまには役に立たないことを勉強するのもいいもんだ。
2. パチンコはやっぱり念力か?

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