2001年11月25日

13. 音痴

音痴って、楽しいですよね。

中学の歌のテストの時から、僕は悟りましたよ。
歌が下手なわけですから、まともに勝負できないわけですよ。
で、僕としてはどうしようもないんで、とにかく大きい声ではっきりと歌いました。
すると、なかなかいい点数がつくんです。
同情点もあったかもしれませんけどね。(クラスの生徒が全員で点数をつけるんです)

一時、サラリーマンをしてたことがあるんですが、バスで社内旅行に行ったんです。
バスの中にカラオケがあるんですが、僕も勧められて何曲か歌いました。
バス旅行が終わってしばらくの間、僕の歌が流行りましたよ。
(真似するんですよ・・僕の歌い方を)

仕事で、役に立ったこともあるんですよ。
ある会社の仕事をはじめてしたんですが、仕事が一段落したとき、そこの社長に食事に誘われたんです。そこの会社の幹部5人ぐらいとね。
そして食事のあと、みんなでラウンジに行ったんですよ。(初めてでしたよ、ラウンジ)
お酒を飲むところなんですが、歌うためのステージがちゃんとあるんです。
広いところだったんですが、僕たち以外には8人ぐらいのグループが一組いただけでした。
二人ほど歌った後で、そろそろ一曲お願いしますよ、とか言われてね。
歌いましたよ、ステージで。たぶん『上を向いて歩こう』かな。
歌い終わったら、別のグループの一人がわざわざ社長の所にやって来て、『いや〜、すごい社員さんですなぁ〜』って。(社長の知り合いのある会社の社長だったようだ)
社長は嬉しそうに『いや〜、社員とは違うんですが・・』って。

あれからもう10年以上になるんですが、その社長はいまだによくその時の話をしてますよ。
感動したそうです。あまりの音痴に。

今はもうだめですよ・・中途半端にうまくなってしまって。
音痴ってことは、下手であたりまえだから、人前でも堂々と歌うことができるんですね。

その時の教訓
1. 芸は身を助ける(音痴も芸・・?)
2. 今はもう人を感動させるほどじゃなくなってしまいました。

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