浜辺でテントを張って寝てたんです。
シーズンオフのせいか、その浜辺でテントを張っているのは僕ひとりでした。
朝、目がさめるとすごい強風でテントが吹き飛ばされそうな感じです。
しばらく、そのままボーと寝ていたら、通りがかりの外国人が数人やってきて、「Are you OK?」って声をかけてくれました。
台風だそうです。
『やばいなぁ・・どうしようか、テントをたたもうかなぁ・・ま、どうせたたむんなら吹き飛ばされてからでもいいか・・』などと考えなながら、そのままテントの中で寝転んでました。
風の音や雨の音、テントが軋む音、波の音など聞きながら、テントの中で何事もないように寝転んでいると、ワクワクするような優雅な気分になってくるから、不思議です。
『なんとか吹き飛ばされずにすみそうかなぁ・・』と思っていたら、突然「バッバーン！」というすごい音と共にテントが吹き飛ばされました。
それは想像以上の見事な吹き飛ばされ方で、テントは空に舞い上がり、僕は走ってテントを追いかけないといけませんでした。

その時の教訓
1. 台風をなめてはいけません。
2. 最近のテントだと台風にも耐えそうな気もしますが、無理はしない方がいいですよ。