毎朝、僕が自転車で滝まで登っているっていうのを聞いた近所の友人が、『僕もいっぺん一緒に登ってみよかなぁ』と言って、先日の朝、自転車で迎えに来たんです。
で、一緒に滝へ行ったんですが、序盤から「きついなぁ・・朝ごはんも食べてないし、フラフラするわ」とうるさいんですよ。
友人はいつも動いていないと病気になるというような体育会系なのですが、さすがに初めての滝登りはきつかったようです。
それでも「帰りにモーニングでも食べよか？」って言うと、嬉しそうに「そうやな、モーニング、モーニング・・ええなぁ、励みになるわ！」と、急に元気になるから不思議です。
なんとか滝まで辿り着き、休憩もそこそこに山を下り、駅前のコーヒーハウスに向いました。
モーニングセットを食べながら友人がしみじみと嬉しそうに言うんです。「早起きして滝に登って、モーニング食べて・・ええなぁ・・なんか、優雅な気分やなぁ・・」
「ほんなら、毎日滝に登って、モーニング食べたらええやん」って言うと、
「いや、それがでけへんのが、人間やん」とわけの解らないことを言ってました。
たしかに、友人が滝に登ったのは、その日だけでしたね。

その時の教訓
1. 人はちょっとしたことで、簡単に優雅な気分になれるんですよね。
2. いや、よほど優雅な気分になったようで、後日、ゴルフの帰りにもその話をしていましたよ。